第4回茅ヶ崎道の駅整備推進有識者会議開催(2)
第4回の内容は長いためこちらで続きをご紹介します。
=========================================
第4回茅ヶ崎道の駅整備推進有識者会議開催(2)
2 基本方針
2.1 基本方針の前提整理
本道の駅は、湘南地区で初の整備となることから、本市だけでなく、湘南の魅力を発信し ていきます。そこで、「1 計画条件の整理」を踏まえ、背景となる地域の概要及び課題の 洗い出しをし、道の駅に期待できる機能を整理します。
2 基本方針
2.1 基本方針の前提整理 本道の駅は、湘南地区で初の整備となることから、本市だけでなく、湘南の魅力を発信し ていきます。そこで、「1 計画条件の整理」を踏まえ、背景となる地域の概要及び課題の 洗い出しをし、道の駅に期待できる機能を整理します。
表 2-1 地域の課題と道の駅に期待できる機能
地域の概要、課題→期待できる機能
・ 夏季の海水浴やイベントを中心の目的とした来訪客
・ 年間を通じた観光消費を受け止める拠点が少ない
・ 茅ヶ崎というイメージが先行しているが、観光拠点が少 ない
・ 人口規模に対し、延べ観光客が少なく、ほとんどが日帰 り客
→観光消費を受け止める拠点
・ サーフィン、茅ヶ崎出身の歌手、しらす、浜降祭等以外 の、歴史風土に根ざした観光資源について連携した PR が不足している
・ 最大の観光資源である“海”がある
・ 観光は夏季に偏っている
→市内観光資源を PR する情報発信拠点
・ 首都圏のベッドタウンのため、居住している女性や高齢 者などの潜在的な人材が活躍可能となる、住職近接型の 就業の場の創出が望まれる
→身近な場所での就労機会の増加
・ 茅ヶ崎市の産業構造は 1次産業に加え 2次産業も縮小傾 向にある
・ 今後の発展が期待できる 3 次産業を伸ばし、1 次、2 次 産業との連携による活性化が望まれる
→1 次産業の発展による第 6 次産業化の 推進
・ 圏央道の開通などにより、広域からのアクセス性が大き く向上
・ 外部からの集客力の強化
→・湘南地区のゲートウェイ ・交流人口の増加
・ 東京オリンピック・パラリンピックの開催
・ 外国人観光客の増加
・ ホノルル市との姉妹都市の締結
→インバウンド観光の推進
・ 道の駅は東日本大震災時には防災拠点として機能した 実績がある
・ 交通上の立地特性を活かした防災拠点としての整備、市 内の施設との連携が望まれる
→災害時の拠点
・ 道の駅は、外部からの観光客だけでなく、地域の利用者 が多いほど成功している事例が多い
・ 休憩や産直品の販売等だけでなく市民が連日訪れるよ うな施設が望まれる
→市民の滞在機会の増加
・ 柳島地区周辺に存在し、計画されている各施設との連携 による相乗効果が望まれる
・ 周辺道路から最も認識しやすく、駐車場を有する道の駅 が各施設の玄関口となることが予想される
・ 健康志向、自然志向の高まり
→近隣施設との連携による相乗効果
・ 施設建設後にも魅力的な施設であり続けるための仕組 みづくりが望まれる
・ 多様な利用者ニーズへの対応、他の道の駅との差別化
→持続可能な独立した経営体制の構築
2.2 基本方針の設定
前提条件として整理した期待できる機能をふまえ、目標となるコンセプトを設定し、その コンセプトに基づき、本道の駅に必要な「休憩機能」「情報発信機能」「地域連携機能」の 基本方針を設定します。
【コンセプト】
湘南・茅ヶ崎の魅力あふれる発信拠点
【基本方針】
休 憩 機 能
1 ゆったりとした雰囲気によるリラクゼーションを提供する道の駅
道の駅の休憩機能として必要な、道路利用者の快適な休息の場を提供します。
・ 多くの来訪者が、茅ヶ崎を感じることができる空間を提供します。
・ 多くの来訪者が“来てよかった”“また来たい”と思える空間を提供します。
情 報 発 信 機 能
2 さまざまなニーズに対応した情報提供と魅力・資源を発信する道の駅
平成 32 年の横浜湘南道路開通予定を見越した湘南地区のゲートウェイとなるよう、道路利用 者に最適な道路交通情報を提供します。
・ 本市の観光情報をはじめ、湘南地区の情報など来訪者に応じたおすすめの情報等を紹介しま す。
・ 茅ヶ崎海岸の魅力を発信し、海岸保全の取り組みやアクセス等を紹介します。
・ インバウンド観光にも対応し、外国人へ配慮した対応を行います。
地域の連携機能
3 地域とのつながり、地域への愛着を育む道の駅
湘南地区の道の駅としての特徴を活かし、“茅ヶ崎”や“湘南”のブランド力の向上を図るととも に、地域振興への寄与をめざします。
・ 地域の生産者における販路拡大やアンテナショップなどを提供する空間・仕組みをつくります。
・ “茅ヶ崎”や“湘南”のにぎわい・ふれあい空間を創出します。 ・ 身近な場所での就労機会を増加させます。
・ 高齢者の外出機会を増加させ、活気ある地域づくりを目指します。
・ 子育て世代の住民が集い、交流できる環境を整えます。
2.3 導入機能の整理
基本方針をもとに、導入機能を整理します。導入機能は、公共的機能と民間の収益機能に詳細を分類し整理を行い、施設規模の設定の参考とします。なお、民間の収益機能については、あくまでも想定とします。
表 2-2 導入機能の整理
基本方針
1 ゆったりした雰囲気による リラクゼーションを提供する 道の駅
・ 道の駅の休憩機能として必要な、道路利用者の快適な 休息の場を提供します。
・ 多くの来訪者が、茅ヶ崎を感じることができる空間を 提供します。
・ 多くの来訪者が“来てよかった”“また来たい”と思え る空間を提供します。
↓
休 憩 機 能(公共的機能/収益機能(民間)【想定】)
・休憩スペース(・ゆったりスペース ・ベンチ等休憩スペース)
・駐車場 ・二輪車駐車場 ・自転車駐輪場(・駐車場等の提携サービス ・駐輪スペース ・バス乗降場 ・EV 充電設備)
・トイレ(・快適なトイレ)
2 さまざまなニーズに対応し た情報提供と魅力・資源を 発信する道の駅
・ 平成 32 年の横浜湘南道路開通予定を見越した湘南地 区のゲートウェイとなるよう、道路利用者に最適な道 路交通情報を提供します。
・ 本市の観光情報をはじめ、湘南地区の情報など来訪者 に応じたおすすめの情報等を紹介します。
・ 茅ヶ崎海岸の魅力を発信し、海岸保全の取り組みや アクセス等を紹介します。
・ インバウンド観光にも対応し、外国人へ配慮した対応 を行います。
情 報 発 信 機 能(公共的機能/収益機能(民間)【想定】)
・情報発信コーナー(・道路交通情報 ・気象情報 ・観光情報 ・公衆無線 LAN ・多言語対応案内 ・周遊サービス/・案内カウンター ・案内人(コンシェルジュ) ・PR コーナ
3 地域とのつながり、地域への 愛着を育む道の駅
・ 湘南地区の道の駅としての特徴を活かし、“茅ヶ崎”や “湘南”のブランド力の向上を図るとともに、地域振 興への寄与をめざします。
・ 地域の生産者における販路拡大やアンテナショップな どを提供する空間・仕組みをつくります。
・ “茅ヶ崎”や“湘南”のにぎわい・ふれあい空間を創 出します。
・ 身近な場所での就労機会を増加させます。
・ 高齢者の外出機会を増加させ、活気ある地域づくりを 目指します。
・ 子育て世代の住民が集い、交流できる環境を整えます。
・交流広場
地 域 の 連 携 機 能(公共的機能/収益機能(民間)【想定】)
・交流広場(・イベント広場、芝生広場 ・イベント /・イベント)
・物産販売スペース( /・物産販売所(アンテナショップも含む))
・飲食・物品販売スペース( /・飲食 ・物品販売)
・多目的スペース(・ミーティングルーム ・キッズスペース ・イベント /・イベント)
・地域情報発信スペース(・地元の生産者、事業者コーナー ・地域情報の発信/ ・周遊サービス)
その他必要機能等
防 災 機 能(公共的機能/収益機能(民間)【想定】)
・その他 (防災機能) (・災害時に活用できるスペース ・備蓄倉庫 ・自家用発電機設備 ・防災トイレ/ )
そ の 他 機 能
・その他 (管理施設・バックヤード) (・管理施設 ・バックヤード /・管理施設 ・バックヤード)
・その他 (太陽光発電 /・移動店舗、屋台 ・外国発行クレジットカード ATM)
2.4 導入機能の整備方針
各導入機能について、それぞれ整備方針を整理します。
2.4.1 共通方針
・ 駐車場とトイレを結ぶ歩行経路も含め、バリアフリー化に努めます。
・ 情報提供の向上を図るため、無料公衆無線 LAN を設置します。
・ 案内表示については、多言語対応で整備します。
2.4.2 駐車場
国道 134 号の交通量や地域振興施設にも対応可能な駐車場を整備します。整備にあたって は、安心して駐車できる、ゆったりとしたスペースとなるように配慮します。また環境に配 慮した電気自動車の駐車施設も設置します。 また、24 時間利用可能となるため、大型車と小型車の駐車スペースがわかりやすい配置 とし、歩行者についても安全な動線を確保します。
2.4.3 トイレ
国道 134 号の交通量や地域振興施設に も対応可能なトイレを整備します。整備 にあたっては、市内事業者と連携を検討 し、多機能トイレ等さまざまな方が利用 しやすいように配慮するとともに、清潔 で快適なトイレとします。 また、24 時間利用可能となるため、防 犯対策等を考慮します。
2.4.4 情報発信コーナー
道路利用者が通行規制や気象、さらには緊急時など、不安に感じる要素を解消する情報を 提供するスペースを 24 時間利用しやすい位置に整備します。なお、近隣だけではなく、広 域的な道路情報の提供についても検討します。
2.4.5 地域情報発信スペース
地域情報や観光案内等幅広い情報を提 供する地域情報発信スペースを整備し、 案内人を設置します。また、地域の物産 情報や活動情報等、地域の人が発信する ことが可能なエリアの整備を検討します。 地域情報を提供することで、道の駅利用 者と地域とのふれあいの機会を創出しま す。
2.4.6 休憩スペース
国道 134 号や近隣の方の休憩スペースを整備します。整備にあたっては、快適に過ごすこ とが可能であり、また、湘南・茅ヶ崎のゆったりした空気感を感じられるように配慮します。
2.4.7 二輪車駐車場・自転車駐輪場
二輪車や近隣からの来場を見込み、二輪車駐車場と自転車駐輪場を整備します。整備にあ たっては、特に自転車駐輪場において、通常の自転車の他にもロードバイクに対応可能な駐 輪施設を設置します。
2.4.8 物産販売スペース
本市の農産物や物産などを一堂に会した販売スペースを地元農家等、市内事業者と調整を 図りながら整備します。
2.4.9 飲食・物品販売スペース
レストラン、カフェやフードコート を想定した飲食スペースを整備しま す。また、本市にある店舗等の物品販 売が可能なスペースを整備します。
2.4.10 多目的スペース
企画展やミーティングに活用可能な多目的スペースを整備します。
2.4.11 交流広場
各種イベント、移動販売車による物販 や本市をはじめとする湘南地区の団体や サークルなどの発表の場として活用可能 な広場を屋外に整備します。
2.4.12 その他
災害時備蓄倉庫、地域振興施設の管理施設や飲食・物品販売スペース等のバックヤードを 整備します。また、周遊サービス施設として、レンタサイクルポートやバス乗降場も想定し ます。
3 施設計画
3.1 施設計画の検討
道の駅の施設計画を検討するにあたっては、以下の検討フローで進めていきます。 なお、国道 134 号を前面道路として計画交通量を設定します。 この計画交通量から道路施設における必要な施設である、24 時間利用可能なトイレと駐 車場などの規模を算出し、地域振興施設としての付随施設をあわせたものを敷地面積としま す。
想定する施設規模面積は以下のように考えます。
表 3-1 施設規模のまとめ
道路施設:面積(㎡)
駐車場: 5,530
トイレ: 370
情報発信コーナー: 10
通路・緑地帯等: 3,354.1
小計 :9,264.1
地域振興施設:面積(㎡)
駐車場 :995
トイレ :105
二輪車駐車場: 120
自転車駐輪場 :205
地域情報発信スペース: 100
物産販売スペース :510
飲食・物品販売スペース: 875
多目的スペース: 150
交流広場 :1,000
その他 :875
通路・緑地帯等 :2,800.9
小計 7,735.9
合計 17,000
3.2 施設規模の想定
3.2.1 国道 134 号計画交通量の設定 国道 134 号の計画交通量については、国土交通省のデータを基に計画交通量を設定します。
3.3 道路施設(道路管理者により整備予定) 3.3.1 駐車場 「「道の駅」登録・案内要綱の当面の運用方針」(国土交通省)では、駐車場に対し、 以下を言及しています。
十分な容量の駐車場とは、交通量・立地条件・施設内容等に応じて利用需要に 対応できると認められるもので、駐車台数概ね 20 台(大型車用は 2 台分に換算) 以上のものとする。
利用需要に対応できる駐車台数及び身体障害者用駐車台数については、東日本高速道路 株式会社の資料、駐車面積については、旧日本道路公団の資料を参考として想定します。 また、EV用充電スペースは、最低限として 1 台以上を詳細設計の際に検討します。
表 3-2 駐車場の必要最低ます数と必要面積
車両区分/ます数 /必要面積(㎡) カッコ内は仮定値
小型車/ 103 /2,060.0
大型車(バス・貨物) /28/ 3,340.4
障害者用駐車スペース/ 3/ (94.5)
EV用充電スペース/ 1 /(31.5)
合計 135 /(5,526.4)
3.3.2 トイレ
「「道の駅」登録・案内要綱の当面の運用方針」(国土交通省)では、トイレに対し、 以下を言及しています。
十分な容量の駐車場とは、交通量・立地条件・施設内容等に応じて利用需要に 対応できると認められるもので、駐車台数概ね 20 台(大型車用は 2 台分に換算) 以上のものとする。
利用需要に対応できるトイレの個数及び面積については、東日本高速道路株式会社の 資料を参考に想定します。
表 3-3 トイレの必要最低個数と面積
区分/個数 /必要面積(㎡)
多機能トイレ/ 2 /21.6
子どもコーナー/ 4/ 24.4
男 子
パウダーコーナー /2 /4.4
便器(小)/ 10 /30
便器(大)/ 5 /27.4
便器(大型ブース)/ 1 /8.8
洗面器/ 5 /15
女 子
パウダーコーナー/ 2 /4.4
便器 28 /151.2
便器(大型ブース)/ 1 /8.8
洗面器 /7 /21
仮置場(ごみ等)仮置場(ごみ等)/ 1/ 30
清掃員詰め所/ 1 /18
ストック保管庫 /1 /2
合計 366.6 1 30
3.3.3 情報発信コーナー
「「道の駅」登録・案内要綱の当面の運用方針」(国土交通省)では、提供サービス (≒情報発信コーナー)に対し、以下を言及しています。
<提供サービス> ・ 利用者数の著しく少ない施設で、案内・サービス施設に案内員を配置することが困 難な場合は、電話等により道路及び地域に関する問い合わせに応じられる体制が 整っていること。 ・ 情報提供にあたっては、利用者に情報を提供するのに必要な空間を適切な場所に 確保し、以下に掲げる情報を含めて積極的に行うこと。
(1) 道路情報及び近隣の「道の駅」情報
(2) 近隣地域まで含めた観光情報
(3) 緊急医療情報
(4) その他利用者の利便に供する情報
道路情報及び通行規制や気象、緊急時の情報等を発信するコーナーとして、主に壁面ディ スプレイやパンフレット等のラックの設置を考慮して 10 ㎡程度を想定します。
図表 3-4 道路に関する情報発信コーナーの面積
情報発信コーナー(道路情報等) 10㎡
3.4 地域振興施設
3.4.1 駐車場 地域振興施設における駐車場のます数については、大規模小売店舗立地法の駐車場の整 備基準、面積については、道路施設の駐車場と同様に旧日本道路公団の資料を参考に想定 します。
表 3-5 駐車場のます数と面積
区分/ます数 /面積(㎡)
小型車/ 48/ 960.0
障害者用駐車場 /1 /31.5
合計 991.5
3.4.2 トイレ
地域振興施設におけるトイレの個数については、空気調和衛生工学会の算定方法、面 積については、道路施設のトイレと同様に東日本高速道路株式会社の資料を参考に想定 します。
表 3-6 トイレの個数と面積
区分/個数 /面積(㎡)
多機能トイレ 1 10.8
子どもコーナー 2 12.2
パウダーコーナー 2 4.4
男 子
便器(小)/ 2 /6.0
便器(大) /2 /10.8
便器(大型ブース)/ 1 /8.8
洗面器/ 2 /6.0
女子
便器 /4/ 21.6
便器(大型ブース)/ 1 /8.8
洗面器 /4 /12.0
合計 /101.4
3.4.3 二輪車駐車場
台数については市内交差点交通量調査、駐車スペースについては建築設計資料を参考に想 定します。
表 3-7 二輪車駐車場面積
区分 /台数 /面積(㎡)
二輪車駐車スペース / 40 /118.8
3.4.4 自転車駐輪場
自転車、ロードバイク等の駐輪台数については、「茅ヶ崎市のまちづくりにおける手続及 び基準等に関する条例」、駐輪スペースについて、道路構造令を参考に想定します。
台数 /1台あたり面積(㎡)/ 面積(㎡)
駐輪場面積 /100 /2.04 /204
3.4.5 地域情報発信スペース
地域情報発信スペースについては、観光情報、観光案内所(コンシェルジュ)機能等によ り、案内人を配置して、地域情報等が発信可能なスペースや壁面も利用可能とする空間を想 定します。
表 3-9 地域情報発信センター面積
面積(㎡)
地域情報発信センター 100
3.4.6 物産販売スペース
物産販売スペースについては、国土交通省のデータ、東日本高速道路株式会社の資料や大 規模小売店舗立地法を参考に想定します。
表 3-10 物産販売スペース面積
面積(㎡)
物産販売スペース 510
3.4.7 飲食・物品販売スペース
飲食・物品販売スペースについては、西日本高速道路株式会社の資料を参考に想定します。
表 3-11 飲食・物品販売スペース面積
面積(㎡)
飲食スペース 570
物品販売スペース 305
合計 875
3.4.8 多目的スペース
多目的スペースについては、期間限定の企画展・物産展や、ミーティングなどにも活用で きるようなスペースを想定します。
表 3-12 多目的スペース面積
面積(㎡)
多目的スペース 150
合計 150
3.4.9 交流広場
交流広場については、屋外において本市をはじめとする湘南地区の団体やサークルなどの 発表の場、各種イベント、移動販売車による物販などとして活用可能なスペースとして想定 します。
表 3-13 交流広場面積
面積(㎡)
交流広場 1,000
合計 1,000
3.4.10 その他
(1) 防災機能 防災機能としては、自家発電機室と備蓄倉庫を想定します。
表 3-14 防犯機能面積
面積(㎡)
自家発電機室 50
備蓄倉庫 75
合計 125
(2) 管理施設・バックヤード等
地域振興施設の管理施設・バックヤード等としては建築関連図書を参考に想定します。
表 3-15 管理施設・バックヤード等面積
管理施設・バックヤード等 675
合計 675
(3) 周遊サービス施設
周遊サービス施設としては、レンタサイクルポート及び周遊バス乗降場を想定します。
表 3-16 周遊サービス施設面積 個数
面積(㎡)/ 必要面積(㎡)
レンタサイクルポート(1台) 10 /2.04 /20.4
周遊バス乗場空間(バスバースを除く) 27×2 1.0/ 54.0
※バスバース等は、詳細設計時に道路とあわせて検討する予定です。
3.5 施設予定面積
「3.1 施設計画」の検討から本道の駅整備予定面積は約 17,000 ㎡とします。
3.6 施設配置イメージ
施設配置イメージは、地域振興施設については国道 134 号からの視認性が高く、また市道 0121 号線(鉄砲道)との交差点に隣接する位置に設置します。駐車場については、東側に 設置しますが、周辺農地と隣接するため照明等の影響を最小限にします。 また、駐車場に近い位置にトイレを設置します。 具体的な配置等については今後、実施設計にて検討します。
3.7 施設イメージ図
3.8 整備事業費 概算工事費は以下の通りを想定します。
表 0-4 概算工事費一覧
項目(税込み) /整備工事費 (千円)
建築工事/ 1,336,500
敷地内造成工事
盛土造成・擁壁工事/193,600
雨水対策工事 /176,000
電気・給水排水設備工事/ 57,200
消防対策工事 /22,000
植栽工事 /16,500
周辺道路改良工事 /138,600
農地側歩道拡幅分工事 /50,600
ガス・水道取り出し工事 /4,400
用地取得費 /480,000
総計 2,475,400
※概算工事費は道路施設と地域振興施設を合算したものです。
※ 整備工事費は段階的な整備を予定しています。
※ 道の駅敷地までの水道取り出し工事は仮定し算出しています。
※ ガス取り出し工事については、イニシャルコストを算定し、今後、プロパンガスの 使用によるランニングコスト比較、災害時の利用を踏まえて検討します。
※今後予算の状況により変更になることがあります。
※整備にあたっては、国庫補助金等も活用します。
3.9 前面交通量による来場者予測
本道の駅への来場者予測については、国土交通省データ及び東日本高速道路株式会社の資 料より想定します。
表 0-2 年間来場者予測数
式 /小型車/ 大型バス /大型貨物 /計
想定営業時間内交通量(台/10h) a 18,724 /133/ 2,829 /21,686
立寄率【PA 基準】 b 0.1 0.1 0.125 - 立寄台数(台) c=a*b /1,872 /13 354 /2,270
平均乗車数(人)【PA 基準】 d 1.7 /21 /1.1 /-
立寄人数(人/10h) e=c*d /3,183/ 279 /389 /3,851
年間来場者数(年中無休の場合) e*365 /1,405,749 ≒年間 141 万人の集客
※なお、徒歩や自転車による利用される方もいるため、さらに来場者は見込まれる。
3.10前面交通量による売上予測
本道の駅の売上予測については、国土交通省のデータより想定します。
表 0-3 一人あたりの購買単価の算出
全国年間売上高(億円) 2,100 全国年間購買客数(万人) 21,000 一人あたりの購買単価(円/人) 1,000
出典:国土交通省 (データは平成 24 年)
一人あたりの購買単価=1,000(円/人) 1,000(円/人)× 141 万人 = 1,410,000,000 →14 億 1,000 万円の売上
※なお、徒歩や自転車による利用される方もいるため、さらに売上は見込まれる。
4 運営手法
4.1 管理・運営手法の検討 本道の駅は、利用者へ質の高いサービス等の提供が可能な管理・運営手法とします。また、 道の駅施設の収益等により運営を行い、市からの財政負担は発生しないような手法を検討し ます。 道の駅の管理・運営手法は、公設公営の直営方式・公設民営で指定管理者制度による維持 管理・運営主体が第3セクターまたは民間事業者が考えられます。全国的な傾向は、指定管 理者制度を導入して民間事業者が維持管理・運営主体となる道の駅が4割を占めています。 なお、本市では、個別法において管理の主体が限定されている公の施設等を除くすべての 公の施設について指定管理者制度の導入を検討することとし、指定管理者導入によるメリッ トが見込めない施設を除き、指定管理者制度を導入することとなっています。 また、時代の流れに臨機応変に対応できるよう、店舗等の配置や導入方法を検討します。
5 事業スケジュール(予定)
本道の駅の整備については、以下のスケジュールで進めていきます。なお、予算の状況に より予定が変更となる場合があります。
6 今後に向けた検討課題の整理
(1) 交通対策 ・ 道の駅の利用者の自動車の発生交通量の処理について、(仮称)柳島スポーツ公園も含 め、渋滞等の問題を考慮しながら、関係機関(神奈川県警察)等の協議を踏まえ、道の 駅整備予定地周辺の道路整備内容の詳細を検討します。 ・ 道の駅周辺の混雑対策として、交通誘導員の配置等を検討します。
(2) 用地取得 ・ 事業用地の取得に向けて、協議を進めていきます。
(3) 造成 ・ 周辺農地への影響等、環境面や安全面に配慮した造成計画を検討します。
(4) 構造 ・ 道の駅整備予定地と隣接する市道 0121 号線(鉄砲道)の南側歩道整備内容については、 交通管理者、道路管理者等関係機関と協議しながら検討します。 ・ 土地利用や各施設の配置等に合わせ、雨水貯留槽の容量、配置、構造について詳細を検 討します。
(5) 管理運営 ・ 土地利用計画や各施設の配置等の詳細検討に伴い、管理運営手法の詳細について検討し ます。 ・ 幅広い年齢層の地域の住民が働く場となる運営を検討します。 ・ 災害時に迅速に対応できる仕組みを検討します。
(6) 施設 ・ 導入する施設については、市内事業者と調整を図りながら検討します。 ・ 『茅ヶ崎市バリアフリー基本構想』に基づき、バリアフリーに配慮した施設を検討しま す。 ・ 店舗等の配置や導入方法を検討し、管理コストの少ない施設を検討します。
(7) 景観 ・ 『茅ヶ崎市景観計画』に基づき、周辺と調和した色彩・意匠形態について、詳細を検討 します。
(8) みどり ・ 周辺の自然環境の状況や、各施設の配置等の詳細検討に伴い、樹種や配置について、詳 細を検討します。
(9) 周辺農地等との連携 ・ 今後の整備に向け地域住民との連携の方法について検討を進めます。 ・ 本道の駅を活用し、観光的な視点も含めたイベントの企画、地場産業の照会や販売、地 域のイメージ向上となり、地域経済の活性化を図るような利用について検討します。 ・ 隣接する農地へ本道の駅が与える影響が最小限になるよう配慮します。 ・ 周辺の既存施設と連携し、相乗効果が期待できる取り組みを検討します。
(10)防犯対策等 ・ 駐車場、トイレ、情報発信施設が 24 時間利用可能であるが、地域振興施設の閉店後は 無人となることが想定されるため、暴走族等の対策として防犯カメラの設置や巡回パト ロール等、他市の事例等を参考に、防犯対策を検討します。 ・ 道の駅を利用者されない方による駐車について他市の事例等を参考に対策を検討しま す。
7 参考
7.1 重点「道の駅」候補 国土交通省では、平成 26 年度に重点「道の駅」制度を創設し、優れた「道の駅」を関係 機関と連携した重点的に支援する取組を実施しています。モデルには、全国モデル「道の駅」、 重点「道の駅」、重点「道の駅」候補の 3 種類があります。
本道の駅は、平成 27 年 1 月に国土交通省関東地方整備局より重点「道の駅」候補に選定 されました。
表 7-1 平成 26 年度重点「道の駅」候補(抜粋)
都道府県/市町村/ 駅名 /概要
神奈川 /茅ヶ崎市 /(仮称)サザン茅ヶ崎 /高いブランド力を活かし観光振興に取り組み地域創生。圏央道を活かし県全域のゲートウェイ
出典:国土交通省 ※駅名については、企画提案時の名称であり、決定したものではありません。
===========================================
以上が資料となっています。
第4回有識者会議でかなり概要が決まってきたようですね。
こちらのブログではダウンロードしなくては見れない茅ヶ崎道の駅計画の進展状況を皆さんがわかりやすくなるため、資料や概要をご紹介しています。
正確な内容は茅ヶ崎市の公式ページをご覧ください。
公式資料はこちら
どのような道の駅になるか楽しみですね。